メンテナンス日記 点火時期調整
会報での紹介待ちでしたが、掲示板で問い合わせがありましたので紹介します。
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点火系部品の配置を紹介します。
・ディストリビュータ(赤丸部)
12Vを数十万Vに昇圧するための信号を送ったり、
コイルから各気筒に電源を分配する装置です。
・サービスホール(青丸部)
点火時期を確認する穴です。
中に見えるフライホイールに上死点前の角度が
刻まれています。
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サービスホールを拡大します。
穴の中の20という数字は、上死点前20°という意味です。
※上死点とは?
クランク機構で回転力が発生しない地点のうち、
最も高い位置(=クランクシャフトから最も遠い位置)
のことです。
(一番低い位置は下死点と言います)
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デスビのキャップを外します。
(クリップ2か所を外すことで外すことができます)
次に運転席に移動してイグニッションキーをONにします。
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運転席から戻ってきて、クランクプーリを回します。
回す方向は手前から奥。
20という数字が手前側に隠れて見えないようにしてから、
運転席に向かって回します。
回すと、パチッという音が聞こえます。
また、プーリを回しながらデスビを見ると、画像の位置で
火花が飛んでいるのが見えると思います。
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音もしくは火花が確認できる位置でプーリを止めて、
そのときの角度を確認します。
以下の角度であればOKです。
・13°(進角ガバナ付)
・17°(進角ガバナ無)
ボクの車は、17°でしたので、OKです。
もし、ズレているようでしたら、必要に応じて調整します。
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ズレているときの調整方法です。
デスビ固定ボルト(矢印部)を緩め、デスビを回します。
時計回りに回す ⇒ 点火が遅くなる(数字が小さくなる)
反時計周りに回す⇒ 点火が早まる(数字が大きくなる)
適切な位置になったら、ボルトを固定してください。
これで完了です。
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