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メンテナンス日記 Vベルトを交換してみよう!

スバルのエンジン部品で定期交換部品にVベルトがあります。
純正品の入手は困難ですが、ホームセンターやインターネットで
規格品をとても安く購入することができます。
作業も簡単ですので、ぜひやってみてください。


Vベルトその1 ジェネレータとVベルトです。
ベルトは、ジェネレータ本体を回転させることで張力を発生させています。 よって、ベルト交換はジェネレータ固定ボルトを緩めて行います。
Vベルトその2 ジェネレータは3か所で固定されています。
1か所はベルト張力調整を兼ねています。 残り2か所はベルト張力調整時の回転支点を兼ねています。

最初に回転支点を兼ねている2か所を緩めます。(矢印部)
ベルト交換のみですので、取り外す必要はありません。
緩めるだけでOKです。
Vベルトその3 次にベルト張力調整を兼ねているボルトを緩めます。
緩めると、ジェネレータの重さにより、車体下方に動くと思います。
Vベルトその4 3か所緩めたら、Vベルトの脱着をしやすくするため、 ジェネレータを下に軽く押してあげます。

押した後の状態が画像になります。
Vベルトその5 どの程度動いたか、確認してみます。

ボルトの少し右に締め付けた跡が見てとれますね。
Vベルトその6 これでベルトを取り外すことができます。

外し方は簡単です。
手でベルトをつまんで、プーリー溝からズラして外すだけです。
Vベルトその7
外したベルトの問題有無をチェックします。

…見事な亀裂です。
Vベルトその8 これはまた…。
首の皮一枚でつながっています。

交換しないとダメですね。
Vベルトその9 交換用部品ですが、純正の場合は、809110100 です。
社外規格品だと、A-24 という型式になります。

Aはベルト断面形状の規格、24は有効ピッチ周長をインチ表示したものです。
価格は、モノタロウだと398円、ドイトだと842円です。
※価格は、それぞれ2015/1/10現在のものです。

ネットオークションで高価格で出品されていますが、くれぐれも手を出さないようにしましょう。
Vベルトその10 交換用部品です。

前回はバンドー化学製でしたので、今回は三ツ星ベルトにしてみました。
Vベルトその11 組み付けます。
奥側のプーリ(クラッチケース側)にハメてから、手前側(ジェネレータ側)をハメます。
ハメた後、手回しして外れないことを確認します。
Vベルトその12 ベルトがプーリーにしっかりとハマっていることが確認できたら、次に張力をかけます。

やり方は、ジェネレータ下に適当なものを差し込み、ジェネレータを持ち上げる、です。
張力はサービスマニュアルには、ベルト中央が指圧で20mm程度ゆるむ程度、とあります。 必要なのは、ベルトが滑らないことなので、各自の感覚でやればいいと思います。
Vベルトその13 ジェネレータの下に適当なものを差し込み、ジェネレータを持ち上げた状態で、 アジャストボルトを固定します。
次に、残り2か所を締め付けたら完了です。

10分ほどの作業時間であっという間に終了です。
単純作業で、どなたでもチャレンジできる作業ですので、ぜひお試しください。

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