メンテナンス日記 Vベルトを交換してみよう!
スバルのエンジン部品で定期交換部品にVベルトがあります。
純正品の入手は困難ですが、ホームセンターやインターネットで
規格品をとても安く購入することができます。
作業も簡単ですので、ぜひやってみてください。
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ジェネレータとVベルトです。
ベルトは、ジェネレータ本体を回転させることで張力を発生させています。
よって、ベルト交換はジェネレータ固定ボルトを緩めて行います。
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ジェネレータは3か所で固定されています。
1か所はベルト張力調整を兼ねています。
残り2か所はベルト張力調整時の回転支点を兼ねています。
最初に回転支点を兼ねている2か所を緩めます。(矢印部)
ベルト交換のみですので、取り外す必要はありません。
緩めるだけでOKです。
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次にベルト張力調整を兼ねているボルトを緩めます。
緩めると、ジェネレータの重さにより、車体下方に動くと思います。
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3か所緩めたら、Vベルトの脱着をしやすくするため、
ジェネレータを下に軽く押してあげます。
押した後の状態が画像になります。
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どの程度動いたか、確認してみます。
ボルトの少し右に締め付けた跡が見てとれますね。
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これでベルトを取り外すことができます。
外し方は簡単です。
手でベルトをつまんで、プーリー溝からズラして外すだけです。
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外したベルトの問題有無をチェックします。
…見事な亀裂です。
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これはまた…。
首の皮一枚でつながっています。
交換しないとダメですね。
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交換用部品ですが、純正の場合は、809110100 です。
社外規格品だと、A-24 という型式になります。
Aはベルト断面形状の規格、24は有効ピッチ周長をインチ表示したものです。
価格は、モノタロウだと398円、ドイトだと842円です。
※価格は、それぞれ2015/1/10現在のものです。
ネットオークションで高価格で出品されていますが、くれぐれも手を出さないようにしましょう。
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交換用部品です。
前回はバンドー化学製でしたので、今回は三ツ星ベルトにしてみました。
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組み付けます。
奥側のプーリ(クラッチケース側)にハメてから、手前側(ジェネレータ側)をハメます。
ハメた後、手回しして外れないことを確認します。
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ベルトがプーリーにしっかりとハマっていることが確認できたら、次に張力をかけます。
やり方は、ジェネレータ下に適当なものを差し込み、ジェネレータを持ち上げる、です。
張力はサービスマニュアルには、ベルト中央が指圧で20mm程度ゆるむ程度、とあります。
必要なのは、ベルトが滑らないことなので、各自の感覚でやればいいと思います。
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ジェネレータの下に適当なものを差し込み、ジェネレータを持ち上げた状態で、
アジャストボルトを固定します。
次に、残り2か所を締め付けたら完了です。
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