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メンテナンス日記 ポイントを交換してみよう!

スバルのエンジン部品の定期交換部品にポイントがあります。
純正品は今も入手可能ですので、お近くのディーラーか電装部品屋さんにお願いして入手しましょう。
作業は思いのほか簡単ですので、ぜひやってみてください。
※今回は一体式のポイントで実施しています。別体式は多少異なりますので参考としてください。

ポイントその1 デストリビュータを取り外しました。
(外し方は”ディストリビュータ脱着”のページをご確認ください)
ポイントは○で囲ったビスを2本取り外すと取り出せます。
ポイントその2 取り外したキャップ、ロータ、ポイントと新品を比較します。
ポイントとロータは、別人ですね…。

以下交換部品の品番と金額です。
金額は買う場所やお店とのお付き合い度合いで
変わりますので参考金額としてください。

 ポイント:391461302 約600円
 ロータ: 891010122 約400円
 キャップ:891000112 約1000円
ポイントその3 参考ですが、作業はこんな感じでやっています。
万力があれば挟んで固定できるのでしょうが、無いので、
手元にあるもので創意工夫してやっています。
ポイントその4 デスビ内部を清掃したら、ポイントを組みます。
ひとまず、デスビの上に配置します。
ポイントその5 次にスプリング(黒い板バネ)をボルトのシャフト部に
セットします。
ポイントその6 ビスを仮止めします。

次にデスビシャフトを回転し、カムの頂点がポイントを
押す状態にします。(○部分)

このときのポイントギャップを0.45〜0.50mmにします。
ポイントその7
やり方は、シックネスゲージを挿入し、ポイント本体の
位置を調整して、ビスを本締めするだけです。

本締めしたら再びシックネスゲージを挿入してスキマが
確保できていることを確認します。
ポイントが動かない程度がちょうど良いです。
ポイントその8 できた!と思ったら、カムを回転させてポイントを
閉じてみましょう。

閉じた時、面当たりしていればバッチリ。
点当たりしていたら、修正が必要です。

今回は点当たりでしたので、修正します。
ポイントその9 修正方法は、ペンチで本体側の接点を曲げる、です。

曲げて面当たりさせると、スキマが変わります。
よって、再度シックネスゲージで確認します。
その結果、もしスキマが変わるようなら、ビスを
緩めてポイント位置を修正します。

動かすと、また面当たりしないかもしれないので、
またペンチで修正して…を繰り返します。
ポイントその10 修正すること数度、完成しました。

完成したらカム山にグリスを塗布します。
いっぱいつけると飛び散って接点にグリスが付着して
しまい、火花が飛ばなくなってしまうので、うっすらと
塗布します。

何度か修正しましたが、30分程度で完成しました。
あとはエンジンに組み付けますので、”ディストリビュータ脱着”のページを見ながら作業してみてください。

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